萩尾望都
初期作品集 17巻 アメリカン・パイ



あるお客さんの家へ買い取りに行った時、
玄関先にビニールひもでくくられたたくさんのマンガ本があった。
これどうするんですか?と聞いたら古本屋さんで値段が付かないから捨てるという。
うちの娘がマンガを読み始めたので頂いていってもいいですかとたずねたら、
どうぞお好きなもの持って行ってくださいと言ってくれた。

全部持って帰って来て、娘の麦に見せたらあんまり喜ばない。
良かったら読んでみてみなと、本棚のあちこちにマンガ本を押しこんだ。

あはは、有難迷惑か。

月日が立ち、読まないのに本棚を占領するのはなんだな。
捨てるわけにもいかないので、少しずつネットオークションに出すことにする。
萩尾望都がいっぱいある。
作品集とか全部揃ってないけど、まとめれば売れるだろう。
1冊ずつ拭いていたら、萩尾望都 作品集17巻 アメリカン・パイの後ろの方に絵が描いてあった。
えっ?まさか萩尾望都の実筆? もしかしたら高く売れるかも。

アメリカン・パイといえば、ドン・マクリーンが歌う、バ〜イバイ、ミスアメリカンパイ♪が頭の中で流れる。
いい曲。一度聴いたらメロディーを忘れられない。

ちょっと読んでみたら、やっぱ歌も関係してて、老いてきたミュージシャンと少女のお話。
なんだかグッと来る。

萩尾望都、やっぱ手放すのや〜めた。

津軽大鰐 長谷川辰雄のこけし

山手のドルフィンのマッチ
横浜 根岸にある山手のレストラン『ドルフィン』の昔のマッチ箱。
味わいがあって、とても可愛いです。
荒井由実の『海を見ていた午後』の頃のものかなあ〜と思って、
ネットでこのマッチ箱のことを調べたら、昭和57年頃のマッチ箱のようです。
ただ、前後の年数は判りません。

このマッチ箱は開封されていますが、元はセロファンで2個組で包まれていたものなので、
もしかすると、その当時店内でお土産品として売っていたのかもしれません。

    

何気ない日々

萩尾望都の実筆の絵でしょうか?
だったらいいなあ〜

山手のドルフィンのマッチ

ボーダー
狩撫麻礼 & たなか亜希夫
アクションコミックス 双葉社

その昔、高円寺にあった岡崎仁と佐山二三夫のアジトだったオカルトハウスで
居候してた頃を思い出したら無性にボーダーが読みたくなった。
あちら側の世界でずっと生きていると苦しくなってついこちら側を覗いてみたくなる。

そんな時、携帯が鳴った。
岡崎仁からの電話だった。
うららが死んだと言った。
春のうらら。ずっとこちら側で生きてた人間。
福岡県の久留米で、風呂上がりに倒れてそのまま死んじゃった。
きれいさっぱり。気持ち良くいけたのかな・・・


『カリフォルニア物語』 吉田秋生
『別冊少女コミック』(小学館)に1978年2月号から1981年12月号まで連載。
単行本全8巻(絶版)

2010年12月31日大みそかの夜、TOKYO MX TVで、『鉄コン筋クリート』が放映されたのを観た。
めちゃめちゃ出来が良かった。
観た後、いろいろ調べたら作者は松本大洋という人で、
影響を受けた作家が大友克洋と吉田秋生だという。
大友克洋はなんとなく判るけど、吉田秋生からも影響を受けたんだあ。
昔読んだカリフォルニア物語をまた読み返したいなあ。そして、娘の麦にも読ませたい。
ヤフオクをチェックしたら出品されていたので落札した。

ヒースと約30年ぶりに再会。
相変わらずカッコイイなあ。
僕はというとおじさんになってしまった。 あはは

葉っぱ男

と言ってもマリファナ大好きな男のことではありません。
ずいぶん前から時々、
買い取りなんかで車を走らせていると、玉川上水の小径や住宅街のふとしたところで
両手いっぱいに葉っぱ付きの枝を抱えて歩いている男を見かけた。
時には顔が見えないほど葉っぱ付きの枝を抱えて歩いていた。
見かけるたんびに、嬉しくなって助手席のかみさんに「葉っぱ男だ!」と小さく叫んだ。


僕のお店は五日市街道に面している。
風が吹くと何故かいろんな塵が集まってくる。
20メートルも先の街道沿いをフラフラ飛び回っているビニール袋なんか、
いつの間にかお店の前の片隅に漂着している。
葉っぱもそう。 目の前の玉川上水のケヤキ並木から落ち葉が降りそそぎ
枯葉時は大変なことになる。

お店を開けるときに店の前の歩道を掃き清めるのだが、
時おり、青い葉っぱがたくさん散乱している時がある。
昨夜は南風が強く吹いたのかな。と、いつものように
箒で掃いていると、お店の裏に住む大家さんがやって来て、
「まったく困ったわねえ〜、葉っぱを抱えた男の人が店の前でガサガサガサと振って
葉っぱを落して行くのよ。」
「え〜〜!本当ですか?」
葉っぱ男だ!
ずっと前からやっているようだ。ぜんぜん気が付かなかった。
時間があれば大家さんが掃いていてくれたらしい。

迷惑どころかあの葉っぱ男と繋がっていたのは嬉しいかぎりだった。
それからというもの、
お店に着くと青い葉っぱが落ちてないかなあと
見渡してしまいます。

葉っぱ男をここ最近ずっと見かけなくなってて気にしてたんだけど、
つい最近、街角で一瞬見かけたような気がする。

前田 晃の書の掛け軸。
まえだ あきら? 格闘家か?
な〜んて名前の字が違うし古すぎる。

おそらく、この人。
前田晃(まえだ あきら)
1879. 1.15(明治12)〜1961. 9. 9(昭和36)
小説家・翻訳家・評論家。
山梨県八幡村生れ。
児童文学者徳永寿美子(スミコ)の夫


大手の骨董屋さんには、王道の品物が流れ、
自分で言うのもなんだが場末の道具屋には、お金にならない面白い品物が集まってくる。

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インターネットが発達して、こけしの値段が下がった。
ネット市場で誰もが簡単にうりびととなれるので、いっぱい売りだされているから。
けど、珍しいこけしや人気作家のこけしはまだ高い。

このこけしは津軽大鰐の長谷川辰雄の作品。
津軽のこけしといえば、温湯のアイヌ模様の盛秀太郎のこけしだ。
今も人気があって高く売れるが、
長谷川辰雄のこけしはほぼ同時代でありながらめちゃくちゃ安い。
数が多いのかなあ?
素朴で可愛い。お気に入りのこけしです。

近所の小さな女の子から四つ葉のクローバーをもらった。
グラスに水を入れて玄関先に飾っていたら根が出てきたので鉢植えにしてみた。

一番大きいのが女の子にもらった四つ葉のクローバー。
小さい2つは、僕が近所の公園で見つけたもの。
このまま育てたら、四つ葉のクローバーが鉢いっぱいになるのかな?

数日後、ヤフオクで四つ葉のクローバーを検索したら
鉢にいっぱいの四つ葉のクローバーが1000円前後で売っていた。 笑

営業時間がいいなあ

僕も昭和の終わり頃、一度だけ行ったことがあります。
その時は明るい時間に貨物船を眺めた記憶があります。

このマッチ箱は世田谷の古いおうちへ呼ばれた時に、
たくさんの昔の品物を譲っていただいた中に入っていたものです。
お金じゃない宝物は、自分のケビントウの中に置いてあげます。