8月12日 日曜日 朝は小雨が降っている

東京へ帰る

モノレールの美栄橋駅まで歩く途中に古い薬局があって、
ひょこっと覗くと、古い企業物のソフビフィギュア人形がずらりと飾ってある。
いったんは通り過ぎたものの、やっぱり気になって戻って声をかけた。
大おバアと小おバアいた。
小おバアはな〜んだという顔をした。 きっと同じように何人も来ているんだろうな。
新しく見えるけど、この家は50年は経っているんだと大おバアが言った。
もし手放してもいいとなったら連絡くださいと連絡先を渡した。
これでいい。何もしないで後で後悔するよりは。


モノレールは大きなボストンバックを持った人たちがいっぱい乗ってきた。
日曜日のお昼前なのに、帰る人たちが大勢いるんだ。

空港で何か食事しよう思ってたら、A&Wの紙コップを持って歩いている人を見つけた。
あ〜、空港にあるんだあ!
チェックアウトを済ませ、バックパックを預け、
美味しくハンバーガーを食べる。
もちろん、飲み物はルートビア。
僕らの後ろに座った家族連れのパパが、初めてルートビアを頼んだようだ。
一口飲んで、何だこれ?って顔をして
ほとんど飲み残して去っていった。


今日は日航機墜落の日だった。
ご冥福を祈ります。



取れた席の番号は42番。僕らの運命の日になるのかな。
飛行機に乗るのはいつも怖い



が、数時間後無事に羽田に着いた。

あわただしく、あっという間にこの夏の旅が終わってしまった。

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2004年夏東京から船で沖縄へ

8月9日 あれ? 朝は雲が多いものの 青空が見えて、風が弱い

石垣島から那覇へ

午前7時前に1階に降りてテレビの気象情報を観た。

台風はもう過ぎ去ったような雰囲気だが、
まだ状況は変わってなくやはり午後3時頃が最接近のようだ。
ちょっとがっかり。
けど、台風の大きさは小さくなっているようだ。
安定感のない天気で、青空が見えているかと思えば、土砂降りの雨が降ったりもした。
さてこれからどうなることやら。

9時前に、自転車に乗って港近くにある美崎運輸(有村産業)に船のチケットの払い戻しに行く。 
1万5千円ちょっと戻ってきたのは大きい。
美崎運輸を出たら、昨日、明石食堂で船の欠航を話していたお兄さんが
自転車に乗って払い戻しにやってきた。軽く挨拶して別れた。

帰り道、市内をぷらぷら走り回る。
どこへ行っても豪邸ってのはあるんだなあ。
すべての家が赤瓦だった時代は本当に美しい街だったんだろう。

八洲に帰って、天気予報を観たら台風の速度が落ちているようだ。
この雰囲気だったら、午前中は確実に飛行機は飛ぶ。
なら出来るだけ早い便に変えた方がいい。
電話してみると、午後2時45分発が取れた。これで迷走は終わりだ。

お昼は八洲ユースで八重山そばをみんなで作った。
これはおばあのごちそう。

僕らの1便前の飛行機で那覇へ飛ぶゆうこちゃんが、
バスで空港へ行くというので、
それならばと、あわただしく準備してタクシーを呼んでいっしょに出た。

空港に着いて、チェックインすると良かったら前の便に乗れますが。と言われた。
それならばとお願いした。
が、しばらくすると2時10分発の便なのに30分遅れるという。
あはは、前の便と時間的には5分しか変わらない。
しばし遅れて、さらば石垣島!

ホテルに泊まったことがない麦は大喜び。
少し休んでシャワーを浴びて、夕食を食べに国際通りを歩く。

小雨が降ってきた。

薄暗くなってきた国際通りはアジアンな雰囲気だ。

市場通りなど歩き回ったが、けっきょくホテル近くのローハイドというステーキハウスでお食事。
お客さんが入っていない。 ちょっと心配だったが、
値段的に味も量も満足だった。 あ〜美味しかった。
ちなみに、1ポンドステーキ2,450円也

9時30分、森のガラス館で休憩。

ここでは琉球ガラスの制作が見られる。

次に竜宮城というところで水族館のチケットを手渡された。
ここでは蝶々園に入って、オオマダラという大きな蝶と戯れた。
が、僕も含め家族みんな蛾とか嫌いだから蝶が近づくたびに悲鳴を上げていた。 
ましてや、赤い色に近づいてくるという。 
麦は赤い帽子を被っていた。 

複雑な形でアーケードは造られている

石垣島空港

那覇に到着

 午後3時50分を回ってる。

僕らは問題ないが、ゆうこちゃんを含めて11人の乗り継ぎを急ぐ人たちはやっぱり乗り遅れて足止め。 
キャンセル待ちを優先さるような感じだったが、
どうやら、羽田へ帰る人たちは20分後、いったん福岡へ飛んで、
福岡で1時間20分待って羽田へ向かうようだ。
航空会社もずいぶんと面白いことを考えるものだ。
めんどくさそうだけど、楽しそう!


僕らはモノレールに乗って、牧志駅前の南西観光ホテルにチェックイン。

 

8月10日 金曜日 小雨が降ってる

初の観光バスツアー


午前6時起床。 6時半過ぎにフロントへ朝食を取りに行く。
本来なら、ホテルのレストランで朝食付きだったが、
ちょうど工事中で、お弁当になった。おにぎりとサンドイッチと缶のお茶。

午前7時40分、南西観光ホテル前に集合。
雨が降っているのでホテルのロビーで座っていたら
いかにもバスガイドさんって感じの制服を着た女性が迎えに来た。
今日はラド観光のバスツアー『美ら海家族さーびす号』に乗って美ら海水族館へ行くのだ。

たまにはこういうのもいいよね。

今日はなぜか乗客が少なく17名+3歳以下2名の合計19名だけ。
ゆったりと座れる。

日本人9人 中国人7人  韓国人3人と多国籍な乗客。
ガイドさんが一生懸命いろんなことをガイドしてくれるが、
半分の人は何を言ってるのかわからない状態。
ガイドさんが乗客に何か聞いてきてもリアクションが薄く、
ちょっと気の毒。 僕は頑張って聴いてあげようとするが、
朝も早かったせいか眠くって眠くって・・・。

ツアー会社は英語・中国語・韓国語のパンフレットを作った方がいいかもしれない。

いよいよ美ら海水族館だ。
 
一帯が広大な海洋博公園でその中に水族館がある。
 
バスの駐車場からはけっこう歩く。
時間的には3時間もとってくれているので、
のんびりと見学が出来るかなあと思ったらとんでもない。 

人の数が凄い。 げぇ〜〜〜。
違う意味でゆっくり見れない。
これが現実なんだなあ。

サンゴ礁に棲む魚の辺りなんか、人ごみが凄いんでほとんどスキップ。
ジンベイザメが泳いでいる大きな水槽ではじっくりと観たものの、
なんだかグッと来ない。 
なんでだろう、すごく楽しみにしていたんだけどなあ。

館内は暑い。もう少し冷房を効かせた方がいいかも。
みんな汗だくだ。

水槽の魚が観れるレストランは大行列。
さすがにこの行列には加わらない。

贅沢を言えば、もっと静かな時に来てみたい。

さっさと水族館から出たものの雨が降っているから行くところがない。
インフォメーション近くにある軽食コーナーで、トロピカルカレーなんか食べて、
ちょっと静かな休憩所で時間をつぶした。

午後2時30分、水族館を出発。

水槽は厚さ60cmのアクリルガラスで作られている

キジムナー

ツアー最後は名護パイナップルパークだ。
入り口からパークの女性ガイドさんが、
庭に植えられているいろんな種類のパインの説明をしてくれる。
次はパインのワインの貯蔵庫。そして、パインの缶詰の工場がガラス越しに見える。

いよいよ試飲、試食開始だ!

まずはパインのワインの試飲。 ちょっと酸味がきつい。それからパインジュース。
それが終わるとプラスチックの小さなコップを返却。
これからはパインの加工品の試食。
美味しいのもあれば、まずいのもある。
けっこう腹が膨れる。

そして、最後にカットパインの食べ放題。
完熟したのに当たれば美味しい!

あわただしく終了。
駐車場は広いが満車だ。観光バス以外に駐車しているのは99%レンタカーだ。

お天気が残念だったけど、ツアー的には大満足。

今夜は船員会館に泊まるので、一番近いかりゆしアーバンホテルで降ろしてもらう。

雨降る中、午後5時過ぎに船員会館へチェックイン。
ここは先払いだ。 2泊で1万5千200円 ホテル並みの施設だが料金は安い。
部屋は5人部屋で3ベットに4畳の畳部屋付き。 
バス・トイレ・テレビ。エアコン付き・冷蔵庫は無い。

雨がいっぱい降ってるので、1階にある大衆食堂で夕食。
ここは何でも美味しい。
メニューが豊富で地元の人も食べに来ている。
ちょうどタイムサービスでジョッキ生が200円。 ラッキー!

8月11日 土曜日 朝から土砂降りの雨


早朝から消防車かパトカーかサイレンが鳴り響いている。

朝食を我慢して、首里近くの沖縄そばの『しむじょう』へ行くことにするが
この土砂降りでお店はやるのかな?心配で電話を入れてみた。
平常どおり11時半から3時までの営業ですと丁寧な感じで対応してくれた。

タクシーで行こうかとも考えたが、
美栄橋駅まで歩いてモノレールに乗って私立病院前駅で降りて歩くことにする。

船員会館を出てすぐの交差点はくるぶしが隠れるぐらい水没している。
川は増水している。 横なぐりの雨で借りてきた傘は役に立たない。
モノレールに乗っていて、安里駅の手前で車が水没しているのが見えた。
川も氾濫している。 

モノレールから見えた水没する車

駅から川を渡って、住宅街の急な坂を上りきると、
どっしりとした石垣塀が築かれ、そこに控えめな看板が見つかる。

一番乗りかと思いきや、家族連れの先客がいた。
お上品なご婦人が注文を取ってくれる。
働いている女性はみんな似ているから家族でやってるのかな。

市立病院前駅からモノレールを安里まで乗った。

安里バイパス沿いに歩き、壷屋やちむん通りへ入った。
かみさんは、味のあるシーサーを買いたくって焼き物のお店を覗くようだ。
僕は古い感じが観たくって、並列してある裏通りのいしまち通りを歩く。

那覇市立 壷屋焼物博物館の3階の無料スペースで八重山古陶磁展をやっていたので見学する。
味のある焼き物だが、一つだけひょこっと見せられてもわからないかもしれない。
というのは、南蛮風の焼き閉めの壷もあるし、安南のような茶碗もある。
高台に特長があるようだが難しいなあ。 でも一つ欲しい。

しばらくするとみんながやって来た。
どうやら気に入ったシーサーが無かったようだ。
だいたいが、獅子って感じのシーサーか、漫画ちっくな、シーサーが多い。
どうして、屋根にいるシーサーみたいのを作らないのかなあ。
売れると思うけど。

今思うと、竹富島の待合所の売店で売っていたシーサーが一番良かったんじゃないかなあ。
そのシーサーたちは、竹富島の家の屋根にいるシーサーのコピーで
サイズも小さくて良かった。 買っておけばよかった。

それから、平和通り商店街のアーケードをに入って、
那覇市第一牧志公設市場などを歩き回った。
市場は思ったより小さかった。

アーケードはずっと続くが、国際通りから離れれば離れるほど人通りが少なくなる。

国際通り、市場通りなどのアーケード街には同じようなお土産屋さんが氾濫している。
お土産屋さんだけではなく、同じような食材・衣糧等などを扱っているお店もたくさんある。
一つ屋根の下でみんな商ってるけど、生存競争が激しいんだろうなあ。
けど、みんな笑顔で頑張ってる。

ボーイング737ってこんなに小さかったっけ?

沖縄そば しむじょう

モノレールの市立病院前駅から見ると、
谷を挟んで向こう側の山の中腹の住宅地の上の方にある。
古い民家を上手く使っている

みるくぜんざい 350円
これも美味しかった!

ミルクのかかった氷の下には、ほくほくに煮た金時豆が隠れている。

ちゅらかーぎな姉さん!

市場には、おばあに混じって
ちゅらかーぎな姉さんが何人もいる。

市場ではヤシガニ・のこぎりガサミ・錦エビ
・夜光貝など珍しい海のものが
簡単に手に入る。

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2007年 夏 沖縄の旅 続き 2

一眠りしてしまった。 
島が見える。
沖縄本島は近い

森のガラス館 工房

オオマダラ

オオマダラ?

いらっしゃい〜〜!

正面に伊江島が見える
美ら海水族館はここからは見えない
右下の方へ降りていく

水没する街

こういう天気に慣れているはずの那覇の人も
間に合わないほどの集中豪雨だったんだ。

上品な味わい
かつおのだしが利いて美味しい。 関西のうどんのだしに近いかも

そばセット 大 950円
三枚肉 これにジーマミ豆腐が付く

三枚肉はしっかりと甘辛の味が染込んでいる。
きざみしょうがをパラパラとのせて食べると絶品。  

ソーキそば 750円

そばセットに付いているジーマミ豆腐
デザート感覚で後に出てくる

天気のせいもあるだろうけど、人が少なく静かで気持ちの良い時間を味わえた。

那覇市立 壷屋焼物博物館でナツイテキタ猫

遊んで無防備になった僕は、蚊にいっぱい刺された

笑ってはいません

サングラスがよく似合う

那覇市第一牧志公設市場

この日、那覇の24時間雨量は431mm

都心へ向けて走る東京モノーレールの車窓からの景色


東京はずっと晴れが続いて、夏真っ盛り。


いろいろな話へ