8月2日 超大型台風9号が接近しつつ、明日辺りから天気が崩れるようだ。
急きょ、キャンプを中止して西表島を撤退することにする。
朝から撤収作業。
テントの中から荷物をすべて取り出し、
テントを移動してひっくり返してよく乾かしてからたたむ。
テント、キャンプ道具を梱包して郵便局で発送する。
ここ最近、発送物の中身を詳細に書き出さないといけない。
カセットコンロのボンベは発送不可能だ。
カセットコンロ本体だけでも、船便にされてしまった。
最後に、無人販売の400円マンゴーを4個買って一個ずつかぶりつく。
う〜〜、やっぱ美味い!
デンサーターミナルで2時間近く出航を待った。
桟橋には安栄観光の船が停泊していて、
それに乗るのかと思ったが、パイナップルやさまざまな荷物を満載に積み込んだ。
あんなに詰め込んだら、待ってる人全員乗れないじゃん。
と余計な心配をしていたら、船が港へ入って来た。
八重山観光の船で、こちらに乗客を乗せるようだ。
冷房の利いた快適な船内の座席に行きたいが、
凜があそこは酔っちゃうから嫌だと言い、
後ろのデッキのベンチがいいと泣きついた。
ひ〜〜、以前も座った事があるけど、めちゃくちゃ暑いよん。
ほとんどの人は涼しい船内へ
ようこそ灼熱地獄へ!を選んだ酔狂な人たちは
アメリカ人の大きな兄妹、
(たぶん中のシートだとお尻がはみ出して座れないからだと思う。)
ラガーマンのような肉体を持ついかつい兄さん、
グラサン掛けた黒づくめの島のおじさん、
そして僕ら4人。
なんの前触れもなく、バリバリバリと凄まじい破裂音で出航だ。
その時点で会話不能。
港を出るとエンジン全開、水しぶきが空を舞った。
波しぶき避けのアクリル製の窓が邪魔して風が全く入らない。
プラスチックのベンチも熱く、ケツが焼けそうだ。
暑さに我慢できなくなったアメリカ兄さんは、
身体をのけぞり、アクリル窓が途切れた後方から顔を外へ出した途端、波をかぶった。
全員で大笑い。
石垣に着くころには全身汗びっしょりだ。
西表島にはキャンプ場が4か所ある。
南風見田キャンプ場 通年 連絡先 090−9781−0940
ここは日本最南端のキャンプ場だ。
何にもないから旅人はここが一番だ。
徒歩で行くのはきつい。
一人400円 小学生以下200円
貸しテント1泊500円(2日目から300円)
海の家あーまん大将 4月〜夏季 連絡先 090−3795−3620
泳ぐには最適なイダの浜のジャングルの中にある。
ロケーションは一番いいかもしれない。
一人600円
貸しテント泊1,000円
ミトレアキャンプ場 通年 連絡先 0980−85−6610
温水シャワー、きれいなトイレ、
共同で使える冷蔵庫があるので、
女子供がいるファミリーにはいいと思います。
ヒナイサーラのある干潟には歩いて行けます。
一人700円
貸しテント、常設バンガロー有り。
星の砂キャンプ場 通年 連絡先 0980−85−6448
観光地、星の砂ビーチの駐車場近くの芝生サイト。
一人300円 シャワー300円
西表島は足が無いと不便だ。
家族4人だと、バスを使うにも高額になるし、レンタサイクルだって車を借りるより高くなる。
明日からレンタカーを借りるため、
いつも使っているサザンレンタカーへ連絡するが、
若い女性が電話に出て、満車で空きが無いと、けんもほろろにガチャンと切られた。
困ったなあ〜、沖縄離島情報を開く。
この沖縄離島情報って雑誌は1980年代にはもうあった。
安くて便利です!
その本のレンタカーの所を見ると
マックイーンレンタカーというのが載ってて、
軽24H保険込4,000円と安い。
すぐに電話すると、
今出先なので10分後ぐらいに電話いたしますがよろしいですか?
それから電話を待っていると掛って来たが、
あいにく空きがありませんという。
やばいなあ〜と思ったら、知り合いの所が1台空いてるようなので、
もし良かったらお客さんの方へ直接電話をよこしてもいいですか?という。
お願いしますと僕は言った。
マックイーンレンタカー、今回は利用できなかったが、
電話の応対はとても親切で良かったです。
連絡先 090−9786−9280
ほんのちょっと待ってると電話が掛って来た。
みなとレンタカー、若い女性の声で良い感じのお人柄。
軽24H保険込4,500円だという。
マックイーンより500円高いがそれでも他の所より安い。
明日から3日間の予約でお願いし、朝9時に迎えに来てもらう事にする。
この夜は断続的に強い雨が降り蒸し暑かった。
けど、大概の夜はテントを開けっ放しで寝ていると、
明け方はちょっと肌寒い。
寝袋は必要ありません。 バスタオルをお腹に乗せる程度で十分だ。
浜からすぐ近くにも、生きたサンゴがあり、いろいろな魚が泳いでる。
潮が引いていても、適当に深さがあるので泳ぎやすい。
ちょっと沖に泳げば深みがあります。
4年ぶりに来たミトレアキャンプ場は何も変わって無いように見える。
長期滞在の男性が一人テントを張っていた。
郵送したテントとキャンプ道具は、冷蔵庫前の屋根の下に置かれていた。
無事に届いてて良かった。
炎天下でのテント設営はきつかった。
設営後は、木陰のハンモックでまったりだ。
安栄観光 西表島西部地区無料送迎バス
今日から石垣島での滞在は、すどまり館本館だ。
離島ターミナルのすぐ裏にあるバスターミナルを過ぎてすぐのビルの3階にある。
8畳のタタミ部屋でバストイレ冷蔵庫付きのワンルームだ。
エアコンは2時間100円。 壁がしっかりしているので子供がある程度騒いでも心配無い。
4人部屋で、1泊7200円。 安い。もちろん、24時間出入り自由。
女性オーナーが気さくで親切だ。
建物は古いが、清潔感はある。 家族みんな気に入った。
アダンの実 美味しそう。
食べられるみたいだけど、食べれる所が少ないらしい。
ヤシガニさんの大好物
子供たちが楽しく川遊びが出来る大見謝川の河口。
僕の好きな景色。
宇多良炭鉱跡
以前は幽霊が出るといわれた怖い廃墟だったが、
今は供養されて遊歩道が出来て、誰でも行ける遺構となった。
白浜行き最終の船には少し早いが、雷が近くなってきたので
そうそうにイダの浜から切り上げる。くわばらくわばら。
白浜10時55分発の船に乗って、イダの浜へ海水浴に行く。
新八食堂の張り紙。 猫がいい味
月ヶ浜
乗って来た船が去った後の航跡
午前9時30分石垣発ー西表島上原港行きの船に乗る。
石垣島から西表島上原まで約40分。
今回もミトレアキャンプ場でのんびりとキャンプする。
郵送したテントとキャンプ道具が無事に届いたか、キャンプ場に連絡がするが繋がらない。
どうやら農園のマンゴーの収穫が忙しいらしい。
普段なら港まで迎えに来てくれるのだがそれも無い。
キャンプ場まで歩くかなと思ったが、安栄観光の無料送迎バスがあることを知って利用することにする。
無料送迎バスに乗るには、
石垣島で船の乗船券を購入する時に、送迎バスの券ももらわなくてはいけない。
上原港着の船なら西部地区船浦から白浜まで。
利用者が少なければ宿や行き先の前まで行ってくれる。
今回は、僕らだけだったのでキャンプ場まで行ってくれた。
大抵の人は、宿やツアーの車が迎えに来て乗っているが、
フリーの人には本当に助かるシステムだ。
西表島でのんびりキャンプ
上原港 デンサーターミナル
ヒナイサーラの滝が見える干潟。
この後、潮が上がってきて見る見るうちに海水に覆われます。
お昼御飯はデンサー食堂へ行く。
写真はお薦めの、みそ汁650円。
石炭のかけら
僅かに残るトロッコレールを敷いたレンガ柱も、緑に覆い尽くされるのも時間の問題だ。
当時の写真と現在の位置とで照らし合わせるが、現在は土地が狭く感じられ、
あんな大きな規模で建物群があったとは想像しがたい。
マラリアなど自然の厳しさはもちろんだが、
人為的な過酷な労働は僕の頭の中で断片的に映像化されて身の毛もよだつ。
展望所から見える景色
整備された遊歩道
上原にある無人販売だが、奥にいつもおばあがいる。
冷えた甘いパイナップル1袋100円。
今年は皮むき完熟マンゴー400円があった。
めちゃめちゃ美味い!!
右端に船浮の集落が見える。
静かなイダの浜
朝は陽が昇るのが遅く、
それからいつまでも陽があって、なかなか夜にならない。
今回の西表島は大きなイベントを考えてない。
ダルダルでいいのかなあ〜
今回の
何か判らないが鉄の遺構