モドル
糠平湖畔 眺望の湯
湯は熱めだがこの写真の手前の湯船は気持ちよく入れる温度だ。
こんなロケーションであまり人に知られていない温泉を見つけたのは本当にラッキー!
かみさんに心から感謝です。
湖に向かってさえぎるものはなく素晴らしい景色です。
独りでぽつんと入ってるのも最高だが、
麦も来たがっていたので、降りやすい所を探して連れてきてた。
8月13日 土曜日 晴れ
AM6時過ぎ、目の前の国道は車がいっぱい走ってる。
早く出発しよう。
中山峠からは羊蹄山が雄大な姿を現した。
見ていてあきのこない姿をしている。
途中小さな渋滞となったが留寿都村へ入る頃は落ち着いた。
この村には200円では入れるきれいな共同浴場があるので探していくが
AM11時からなのであきらめる。
時間をつぶしながら66号岩内洞爺線を上り湯本温泉を過ぎて
58号倶知安ニセコ線へ右折。
五色温泉のそばにあるニセコ野営場に着く。
今日これからテントを張るのは僕らが一番最初のようだ。
少しづつテントが減っていく。
どこにテントを張るかサイト内を歩き回る。
思っていたほど野営場は広くない。
段上になっていて駐車場、管理棟、炊事場、トイレ(とてもきれい)が一番下にあり、
次に広いサイト。
その上、左中右にそれぞれ大きなテントなら2張づつ張れるサイトが3つある。
その真ん中の左側が空いていたのでここに決める。
荷物運びで階段の上り下りが大変だけど。
笹が壁となって下からは見えない。 まるでプライベートサイト。ちょっと寂しいかな。
隣のテントの人たちがいい感じだったらいいなあ。
イワオヌプリ(硫黄山)がよく見える。
テントを張って一汗かいたところで歩いて五色温泉旅館へ行く。
ここ五色温泉には五色温泉旅館とJR山の家の2つ旅館があり、
どちらも日帰り入浴が出来る。
五色温泉旅館 大人500円 小人400円
露天風呂も2ヶ所あって風呂もきれいでいい感じ。
ただメインの露天風呂は観光客が立ち寄る展望台から丸見えですが、、。
ただこの時、脱衣所荒らしにあった人がいてちょっと異様な雰囲気。
僕らが見てもお金持ちそうな家族で、旦那さんが大金、カードの入った財布をジーンズ
の後ろポケットに入れたまま脱衣所に置いて盗まれたようだ。
すぐに気がつき、怪しい男も特定出来ていてその男は旅館から出ることなく
休憩場でゴロンと横になって寝ているようだ。
旦那さんが休憩場の前で見張りしていて、しばらくすると警察の人がやってきた。
こんな山の中でもあるんですねと呟いたら、フロントの人がよくあると言った。
キャンプ場でも駐車場でも危ないらしい。
そういえば観光地の駐車場には必ずと言っていいほど注意書きがあったなあ。
へんぴなとこにも監視カメラ監視中とか看板があったりと、
ずいぶんと世知辛い世の中になったものだ。
旅人天国の北海道なのに
こんなんじゃ、心の広い道民も心を閉ざしてしまう。
隣のテントは関西から来ている4人家族で登山を楽しんでいるようだ。
いい感じの明るい家族で良かった。
下の広いサイトは時間が立つにつれてテントが増え続け隙間無く張られ、
一番下のトイレ裏もテントが張られた。
暗くなると煌々と灯が燈り、多くのテントはバーベキュ-を楽しみ煙が立ちこめた。
そこは夜店が建ちならぶお祭りのようだった。
8月14日 日曜日 朝は霧がいっぱい
朝、トイレに降りていくと、宴のあとって感じだ。
カラスとキツネの襲撃を受けてゴミが散乱している。
楽しい関西ファミリーが帰ってしまう。
今夜も感じの良い隣人が来るといいなあ。
標高1308.2メートルのニセコアンヌプリに家族で登ることにする。
9ヶ月の娘の凜ちゃんは僕が背負っていく。
山頂で霧が晴れて眺望があるといい。
AM10時出発。
岩がゴロゴロしている登山道を1時間40分かけて山頂へ。
途中はずっと霧の中を歩いた。
これは陽がカンカン照りよりは良かったかもしれない。
山頂では霧が晴れて羊蹄山、海まで見えて感動でした。
遠くに岩内港あたりの海が見えます。
下山は1時間5分。 膝が笑う。
今日は『山の家』の温泉に入る。
大人500円 小人300円
フロントのお姉さんが美人でした。
今夜の隣人は道内静内町からやって来た方々でいい感じの人たちでした。
けど、旦那さんが風邪をひいていて咳がひどく辛そう。
今夜も下のサイトはお祭り。
8月15日 月曜日 今日も霧がいっぱい
朝方はけっこう冷えた。ゆっくりと起きた。
昨日の筋肉痛が残るが、せっかくだからイワオヌプリ山も登ることにする。
AM10時50分 登山口で入山届を書き、スタート。
最初にある、3メートルぐらいの身長の巨人のために作られたような段差の大きな階段がきつい。
ときおり晴れ間があり日差しがきつい。
森林帯を抜けると落石のありそうなガレ場を登る。
山頂付近まで登ったのだが霧が深く、いくつもピークがあって本当の山頂がわからない。
とりあえず風のあたらないところで食事をする。
食事を終えて道を探していると一瞬、霧が晴れて本当の山頂が見えた。
どうやら火口の周りにピークがいくつもあって、僕らが居たのはルートから外れたピークだった。
ほどなく山頂に着いた。
火口の周りをぐるりと回れるようになっていて、僕らは左回りで遠回りして登ったようだ。
帰り道、霧が深い中、細かい石の急斜面は滑落しそうで恐ろしい。
まっすぐ降りていくとさらに急斜面になってきた。
これは道じゃないな?
降るのをやめて引き返して、矢印の赤いペンキを探した。
トカラ列島の諏訪之瀬島火山で足元しか見えないほどの霧の中、
迷ってしまい死にそうになったことを思い出した。
あの時も矢印のペンキに助けられた。
少し登って行くと赤い矢印のペンキを発見!
矢印は進行方向左を指していた。
あとは←を辿って歩けばいい。
今日も『山の家』の温泉に行く。
麦に美人のお姉さんがいるから行くんでしょ、と言われた。(笑)
夕方から冷たい風が吹く。
今日のサイトの隣人は千歳、苫小牧から来た2組の若いファミリーだ。
とても感じが良くって、子供たちも麦と仲良く遊んでくれた。
今夜はテントの数も減ったが冷たい風が強く吹いていたので静かだった。
夜中、お隣の旦那さんたちはカブトムシを捕りに行ってオスを2匹を捕まえた。
元々北海道にはカブトムシはいなかったようだが、
ここニセコ近辺で繁殖しているのだという。
岩間温泉 いいところだがそれほど感動は無い。
そうそう、身体を流していると岩組みからアオダイショウが顔を出した。
今回の旅は時間的に余裕があるのかなあと思ってたらとんでもない。
北海道ってほんとでっかいんだなあ。
17日に小樽から新潟行きの船に乗らなくてはならないので
最後はニセコあたりで過ごすつもりだ。
お盆休みで混むんだろうなあ。嫌だなあ〜。
三国峠を越え、層雲峡を横目で見て国道39号を走り旭川紋別自動車道の
無料区間を走って比布へそこから国道40号で旭川へ。
ここで家族みんなの楽しみ旭川ラーメンの蜂屋へ行く。
やっぱり美味しい。
食後、車のフロント部分に虫の死骸がいっぱいこびりついて
酷いことになっているので、オートバックスによって
剥離するスプレーを買う。
ひたすら国道12号を走って札幌へ。
道はつまらない。
岩見沢でコイン洗車を見つけ車をきれいにする。
札幌を抜けて国道230号定山渓街道へ入る。
道路情報館というトイレがきれいなPAがあってそこで車泊することにする。
走行距離 4505.4キロ
美男美女のご夫婦と娘さんのみおちゃんと麦。
あっ、もうひとりの旦那さんを撮り忘れた!
小樽といえば御寿司って感じだけど、
僕らは地元の人でにぎあうリーズナブルな回転寿司へ入る。
あ〜美味しかった。
薄暗くなる中、街を歩いていると高台に青い電球をデコレーションされた木が見えた。
古い家の残っている坂道の路地を上がっていき、
最後に土を被っているコンクリートの階段を上ると高台に出れた。
そこはつい最近古い建物が解体されて整地されたばかりのようだ。
奥のほうに温泉掘削の塔が立ち、レストランのようなものが見える。
午後7時を過ぎるとメインストリートの多くのお店は閉まっている。
いい感じの珈琲屋さんがまだ開いていたのでちょっと寄り道。
小樽フェリーターミナルにて車泊。 走行距離 4716.6キロ
8月17日 水曜日 晴れ
AM7時に乗船受付。
2等船室しか取れなかったので、場所取りが大変だ。
ドライバーの僕以外は歩いて乗船しなければならない。かなり歩くので大変だ。
乗船は車の僕の方が早かったので場所取りをする。
2等船室は12人部屋でいくつもある。
満席のはずだがなんとなく余裕がある感じがする。
AM10時30分 出港 北海道さようなら!
船内の販売機の飲み物が売り切れることなく、
売店は長い時間営業し、ビアガーデンもずっと営業していて
映画も上映し、今まで乗った船の中で一番良かった。
小さな子供がいるので、周りに気を使う。
無理してでも個室を取った方がいい。
8月18日 木曜日 新潟は曇り
北陸道、関越道と走りぬけ家に帰る。
全走行距離 5058.5キロ
遊んでくれてありがとう!
8月16日 火曜日 うすい霧がかかっているものの、その上の空は青空いっぱいだ!
夜中ずっと風が吹いていたが奥のサイトは風にさらされることなく快適だった。
陽が上がってテントを乾かしてから撤収。 荷物運びが大変だ。
車の左後ろのタイヤの空気圧が少ない。
なるべく早くエアーを入れよう。
お隣さんの見送りを受けてキャンプ場を出発。
湯本まで戻って蘭越町営国民宿舎『雪秩父』で温泉に入る。
大人500円 小人300円
ここは硫黄泉、鉄鉱泉の2種類の温泉があり、男女合わせて11ヶ所のの露天風呂がある。
けっこう良かったです。
ゆっくりと入浴して食堂でお昼ご飯を食べて出発。
58号線に戻り、倶知安町へ下りて国道5号線羊蹄国道に入り余市を抜けて小樽へ
途中スタンドで空気圧の減ったタイヤを調べると釘が刺さっていた。
パンク修理2000円。
小樽に着いてまずはフェリーターミナルをチェック。
それから街の観光をする。
駐車場探しで、1回500円のところを入りそこね、
ちょっとはずれの1時間200円のコインパークに駐車する。
メインストリートは北一ガラスがいっぱいある。
お土産を買いに『北菓楼』へ入るとバームクーヘンやアップルケーキなどの
試食があっていっぱい食べてしまう。
タオルを持って斜面を降りた。
音更本流林道入口
1本目の丸太橋
2本目の丸太橋。
渡った右手に露天風呂はあります。
露天風呂は全部で3つぐらいかな。
イワオヌプリが低く見えます。
おわり
青い電球がデコレーションされた木
やっぱり眺めが良かった。
月が昇ってきた
このページは糠平湖畔『眺望の湯』ー国鉄士幌線鉄道橋ー岩間温泉ー旭川ー札幌
ーニセコ野営場(アンヌプリ、イワオヌプリ登山)−五色温泉ーニセコ湯本温泉ー小樽で終わりです。
8月12日 金曜日 曇り
AM7時23分出発。
国道274号線を上士幌から国道273号線に入って糠平湖へ。
1978年まで国鉄士幌線が走っていた鉄道橋を見るためにダムの所から糠平三股林道へ入る。
士幌方面から来ると国道は湖の左側、林道は湖の右側の縁をぬって続いている。
鉄道橋がどの辺にあるのかわからないので、
注意しながら走っていると、かみさんが露天風呂みたいのがあると言った。
まさかあ? 車をバックして下を覗いてみると石で組まれたお風呂っぽいのが見えた。
たまたま写真を撮ってる人がいて、大きな声ですみません、それって温泉ですか?
と僕は指を指した。
親切な方でわざわざ見に行ってくれて手を入れて、
暖かいよ!と言った。
石がゴロゴロの
登山道
こんな所から温泉が湧いている。
今回の旅の最後の無料露天風呂に評判のいい岩間温泉を選んでいて
これから入るのだが、その前にこれだけ素晴らしい露天風呂に入れたのは
本当に嬉しいかぎりです。
下のほうに藻がたくさんたまっているので静かに入るように。
観に来ている人がけっこういます。
それだけひとを引きつける姿をしています。
林道を出て国道273号へ。
幌加温泉の元自炊の宿の裏の川に露天風呂があるというのを
ネットでチェックしていたので行ってみるともう壊れていた。
メインの露天風呂。
湯は熱いが水を入れて温くしてゆっくりと入る。
奥の二つは水でうめないと熱くて入れない。
テントサイトからイワオヌプリ(標高1116M)を望む
バックの山は
羊蹄山
麦にはちょっと熱かったかな。
目安はダム方向から林道に入ってしばらく走って
V字形に道が大きく右に曲がった所の終わりあたりの下をよく見ていると
ぽつんと石組みが見れます。
鉄道橋
運河
思っていたより短かった。