平成20年(2008)年6月に沖縄本島から八重山(石垣)方面へ行く旅客船が廃止されてしまった。
困ったなあ〜〜。
僕は旅行者だけど、
島に住んでる人たちはずっと深刻だろう。
同じ県内の本島に行くのにわざわざ飛行機に乗らなくてはいけない。
島民用割引があったとしても負担が大きすぎる。
荷物もいっぱい持っていけないし。 早急に復旧を願いたい。
琉球海運の客船は無くなり(貨物のみ運行)、有村海運まで倒産して航路がなくなるとは思わなかった。
八重山は確実にバックパッカー(死語かもしれない)みたいな旅人が減るだろう。
西表島へ行けないよ。
続いて、
マルエーフェリー、
東京〜志布志〜奄美〜沖縄航路に就航していたフェリー「ありあけ」が、
平成21年11 月13 日、
三重県御浜町沖での座礁横転事故により、当該航路のフェリーが休止してしまった。
東京から沖縄へ船で行けないのかあ。
じゃあ今年の夏はどこへ行こうか?
中学生になる麦と2人でかみさんの実家の愛媛まで自転車で行こうかな。
ほぼこのプランで決定って感じだったが、
3月に入ってマルエーフェリーが元有村海運の「クルーズフェリー飛龍21」を買船して、
東京ー沖縄航路を再開することが決まった。
これはこの船に乗って沖縄へ行くしかないでしょ。
今回は本島から八重山へ行くのは予算的に無理かもしれないが。
そんな時に、岡山の仁ちゃんから電話が掛ってきた。
「今年の夏はどうするんじゃ?」
「沖縄へ行くよ!」
笑いながら「わしも行く。じつはな、サクラが
高校総体で沖縄へ行くらしいんじゃ」
「そんじゃ、遊ぼうか!」
仁ちゃんの方は、早速、関空から那覇行きの飛行機を予約して、
サクラが出場するホッケーの会場となる今帰仁の宿を確保した。
(けど、この時点ではサクラが高校総体への切符を手に入れられるかどうか判らなかった。笑)
僕の方もすぐにでも計画したいが、
マルエーフェリーの7月8月の運行スケジュールがなかなか発表されない。
6月に入るとやっとホームページ上に運行スケジュールが発表された。
すぐに予約のため電話してみると、乗船予約は1カ月前からだそうだ。
月末の船は、24日、29日。
29日じゃ、遅すぎるので24日の予定にする。
(まさか取れないなんてことはないよなあ〜)
帰りはどうしよう?
8月の上りは1日、5日、10日。
今回はキャンプは出来そうもないので、いくら安宿に泊まったとしても
10日まではきついなあ。 家族4人で動くのはお金が掛る。
ちょっと短いけど8月5日にしよう。
いろいろ調べてたら、飛行機の運賃が8月5まで安いことに気が付いた。
JAL、
ANAの安いチケットは当然売り切れだが、
スカイマークという航空会社のチケットなら買えるチャンスがある。
スカイバーゲンという一番安いチケットがあり、
搭乗2か月前の日の午前9時30分から購入出来る。
上手くすれば、一人1万円で帰ってこれるのだ。
これはやるしかないでしょ。
6月5日朝9時30分、
ホームページの空席情報を開けながら2台の携帯から
予約センターへ電話を入れる。
子供がいる場合、ネット予約が出来ないようだから。
なかなか繋がらない・・・・・
何度も何度も掛けなおす。
見る見るうちに、いい時間帯の安いチケットが完売していく。
ひえ〜〜〜
スカイバーゲン 1万円の券は完売だ。
だ、だめだあ〜〜
次に安い、前割21の1万2千円の券がまだ残ってる。
ぎゃ〜〜出発午前4時! す、凄すぎる。
どうしよう?と思ってるうちに繋がってしまった。
ということで、5日午前4時、那覇発の飛行機が取れた。
大人1万2千円。小児1万1950円
う〜ん、チケット取れたけどなんだかなあ〜
午前4時の出発まで、那覇でどう過ごせばいいんだろう?
ネットで調べるがいいのがない。
空港で泊まるっていうのがベストだが、警備上の問題で閉鎖されて無理のようだ。
那覇空港のホームページをよく見たら、
「スカイマーク深夜早朝便就航について」というところがあり、
南側は通常通り24:00で閉館となりますが、
北側エリアは24:00から05:30まで開館致します。
(北側2階連絡通路出入口で対応)
ということだ。
大人だけなら居酒屋みたいなところで過ごせばいいが、
子供にはきついなあ。
空港に近い赤嶺という所に、24時間営業のマクドナルドがあるらしいが、
それもどうかなあ。
困ったなあ。
那覇市内の格安宿泊施設を調べる。
一軒面白い所を見つけた。
那覇の公設市場の近くにある、
民宿柏青という宿だ。
「夏得プラン」夏休み早期予約という
格安プラン(家族4人で1部屋和室8畳バス・トイレ共同一泊5750円)があり、
24時間出入りOKという。
即、4日の予約を入れた。
あと心配なのは、午前3時前にタクシーを呼べるか拾えるかだ。
これは当日のお楽しみかな。
一応、タクシー会社の配車のところは調べたけど。
こんなに早くから予定を作るのはあまり好きではないが、
万が一行けなくなるのも困るしなあ。
一人ならどうにでもなるけど家族で行くならしょうがない。
26日の夜に那覇に着いた夜は、お気に入りの
沖縄船員会館で泊まる。
この船員会館の宿泊予約表を観るとほとんど予約がいっぱいになってる。
次の日は朝から久米島へ行き、3泊ほどする予定。
イーフビーチやハテの浜へ行くには不便かもしれないが、
兼城港近くの町中にある
糸数民宿という所が面白そうだ。ぜひ泊まってみたい。
東京―沖縄航路のマルエーフェリーは、
1か月前から船の予約は出来て、
チケット購入は船会社の窓口か大手旅行会社でということだった。
マルエーフェリーは学生割引があり、
チケット購入の際に学校で発行してもらう、学校学生生徒旅客運賃割引証が必要だと言われた。
麦が学校で発行してもらう時、
事務の人に、これは電車専用みたいなことを言われたようだ。
那覇から久米島へ就航してる
久米島商船は、
1か月前からチケットは買えるが、電話で予約という形は取れず船会社の窓口か、
大手旅行会社での購入ということだった。
ならば早くチケットを取らないと。
以前、小さな旅行会社でチケットを購入したら手数料を取られたので、
JTBなら手数料なんて無いだろうと行ってみると、1件につき315円の手数料が掛った。
な〜んだ、どこでも同じなんだ。
JTBで僕らを受け付けたアロハのお兄さんは、
俺は仕事が出来るんだオーラをいっぱい出してた。
学校学生生徒旅客運賃割引証を見せたら、
ふん!ってな感じで、これは電車の時に必要なもので、
フェリーのチケット購入には使えないと言って軽くあしらったが、
お兄さんがマルエーフェリーとの電話のやり取りで
先方にこれでいいんだと言われて納得がいかないようだった。笑
久米島行きの船も取れたことだし、糸数民宿へ宿泊予約の電話を入れた。
電話には宿の主人のヨシボーさんが出た。
(宿主と書くと、寄生虫や菌類等が寄生、又は共生する相手の生物。という意味になってしまう。)
いい感じの人だったので安心した。
無事に3泊の予約を入れた。
さて、最大の目的である「はての浜」へはどうやって行こう?
はての浜へ船で渡してくれる業者は6社ほどあった。
グラスボートで渡してくれる所もあって、途中の海の中の景色が見れる。
? ? ? うぬっ?
いろいろと調べていくうちに、
本当のはての浜へ渡してくれる業者が少ないようだ。
え〜〜〜〜!
「はての浜」とは、久米島の近くにある砂浜だけの島である。
砂浜と360°エメラルドグリーンの海。 写真で見るかぎり最高だ!
正確に言うとそこには3つの砂浜の島があり、
久米島に近い方から「メーヌ浜」、「ナカノ浜」、「はての浜」という。
よく航空写真などで見る長細い島は「はての浜」の方だが、
「はて の浜」ツアーと言って渡る島は、実際は「ナカノ浜」であることが多いようだ。
実際に行ったらどの島でも砂浜だけだからそう変わらないと思うけど、
本当の「はての浜」へ行きたいなあ。
ある「はての浜」ツアーの業者とメールでやり取りしたが、
僕が本当の「はての浜」へ連れて行ってくださいとメールをすると連絡が来なくなった。
そこは定期便みたいな感じじゃ無かったので、もしかしたら無理が利くかなと思ったんだけどなあ。
久米島では
OTSレンタカーで借りることにした。
ホームページで会員になってから予約を入れると少し安くなります。
7月8日午前3時半に目覚まし時計を鳴らした。
南アフリカワールドカップ 準決勝ドイツ対スペインを観るためだ。
この試合は見逃せない。
あれ?セミが鳴いてる!!
午前4時、今年初めてセミが鳴いた。
やった夏だ。!